保護犬

 保護犬を飼い始めたら、保護犬のボランティアをしている人が、私の身近にもいることがわかった。一人は定期的に飲み会を開いている仲間で、もう一人はうちの近所に住んでいる人だ。

 今までペットショップで犬を購入していたが、今度は保護犬を飼ったという人もけっこういる。人々の間で、保護ペットへの関心が高まっているのだ。

 金曜日のナイトドラマ、「ボクとしっぽと神楽坂」という若い獣医師のドラマでも、よんどころない事情で捨てられた犬や、飼い主が亡くなってしまった猫や、ブリーダーの繁殖犬だった犬が登場する。動物の殺処分は、社会問題化しつつあるのかもしれない。

 ドイツではペット業界への規制が厳しく、ブリーダーが犬に仔を産ませる回数が制限されていたり、そもそも店で動物を販売するということがないらしい。生命を尊重する姿勢は、その国の文化だと思う。日本には文化が根付いていないように思える。

2018年11月23日