天が与えた12のヒント　

　あの世の存在、Mは、人間が地球上で生きていくために、天はいくつかのヒントを与えていると言いました。そのひとつが、西洋占星術の12星座です。天のライン、黄道に配置された12個の星座は、人の精神の質……性質を表しています。人間の性質を12通りに分け、それぞれの星座が12パターンの性質と潜在能力、また肉体面での質をも表しているのです。

　西洋占星術では、出生年月日と出生時間、出生地をもとに、ホロスコープというものを作ります。ホロスコープには、生まれた瞬間の星座と惑星、太陽の位置が記され、それをもとに個人の性格と才能資質を分析します。出生時間と出生地は、不明な場合もあり、省いても大きく影響しませんが、生年月日は必須です。

　人間の性格は、ひとつの星座の性質だけで成り立っているのではありません。いくつかの星座の性質が組み合わさって、ひとつの性格、人格を形成しています。そのいくつかの星座のうち、中心になる星座があります。それは地球上から見て、太陽と重なって見える、黄道上の星座です。この太陽が位置している星座は、人の性格の基本を表しています。人の個性を最も強く表していると言っていいでしょう。

　ただしここでひとつ問題があります。西洋占星術が今の形に整った時代と、現代とでは、地球上から見える太陽と星座の位置関係が少し変わっているのです。西洋占星術で使う天文歴は、このズレを修正していないそうです。あの世の存在、Mは、このズレを考慮したうえで、12個の星座の性質　詳細に説明してくれました。それは自動書記の文書として、今も私の書棚に保管してあります。これらの文書と、友人がMの言葉として語った星座の性質の説明から学んだ内容をまとめました。